齢延寺

ご紹介
About

本堂

380年の歴史に寺の老朽化も進みいよいよ平成14年(2002年)客殿の建替工事着工となり、本堂・庫裡・南正門まで七年の歳月を経て完了しました。 現代的機能を備えた本格的木造建築の本堂には免振装置を入れることで地震対策をとり、畳が上下する昇降機で、法要などで来られた方々に長時間でも座っていただけるよう配慮しました。 本堂奥には開祖三河國豊川妙厳寺節山義春大和尚像と檀家各々の先祖代々をお祀りしています。

本堂

本堂屋根瓦の葺き替えには1万4千枚の瓦が使用され、 その瓦の裏側には住職や役員らの手により書き上げた檀家信者の名前が記され、 齢延寺再建を見守る人々の思いが込められています。

瓦

南正門(鐘楼門)

南正門(鐘楼門)には、一階左右に木造の仁王像、二階には鐘楼と十六羅漢像を安置し、 大晦日には百八つの鐘の音を響かせていました。

南正門(鐘楼門)

由来

参道

当山は、大阪城の築城に伴って造営された寺町の中に寺地を構える曹洞宗の禅寺で、 元和9年(1623年)僧義春の開創、志摩國領主稲垣家の菩提寺として真田山一宇を建立。 寛永9年(1632年)天王寺七坂の一つである源聖寺坂を上った左手の所(現在地)へ移転し、 江戸時代には「齢延寺の彼岸桜」と呼ばれた桜の名所で、今でも桜樹や大樹古墓が多くあります。